図子(ずし)

 

本来の意味は、細道、小路、横町の意。

別名 辻子、十字、辻、通子、厨子、途子。

参考:「weblio辞書

 

白鬚神社の氏子組織として「図子」(ずし)があり、現在は以下の11図子があります。

西図子、南図子、辰己図子、八雲図子、六一図子、中図子、東図子、玉ノ井図子、巴図子、北図子、堤図子。

図子=町会で必ずしも同一でないことも特長です。

参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

旧寺島村内の三神社

旧寺島村の三神社は白鬚神社高木神社長浦神社です。

かつては、三神社が合同で神輿渡御「三社詣」を行ったこともあったようです。

 ※寺島村:東京府南葛飾郡寺島村。現在の東京都墨田区東向島および京島・八広・墨田の一部。

 

本社神輿「拾参番」と小神輿「八番」

三神社が合同で神輿渡御を行っていた当初、三神社で合計十三基の神輿でした。

最後を渡御する白鬚神社大神輿は必然的に「十三番」の札を掛けることとなり、

以来「拾参番」と呼ばれています。

 

また子供神輿は八基で、やはり最後を渡御することから、

本社小神輿は「八番」の札を掛けるようになりました。

 

十四番以降は、作られた年代順に、番号が割りふられ、

「四拾参番」(旧番場図子=現堤通二丁目)まで、記録に残されています。

出典: 『白鬚神社ホームぺージ

 

本社神輿(拾参番)について:

 

製作は嘉永元年(1848年)行徳・後藤直光の作、台座4尺4寸5分、重さ三百貫(約1,150kg)。

 

 

八番 :白鬚神社 本社小神輿

九番 :長浦神社 大神輿

拾参番:白鬚神社 本社大神輿

 

神酒所(みきしょ)

祭礼時に各図子毎に設け、神霊を招いて町内の平安を祈る中心施設で、神輿・山車などを泰安するところ。一般的に正面に神号の掛け軸を設置し、祭具を整え、海の幸・山の幸を供えます。

神様が訪問される場所である御幸所(神幸所・みゆきしょ)という言葉と、祭礼で多く奉納される御神酒(おみき)が、融合して「神酒所」と呼ばれるとの説が有力です。

こうして神酒所の完成にあたり、神職の手により祓い清め、神霊を招く行事が「神酒所祓」です。

 

直会(なおらい)

神社に於ける神事の最後に、神事に参加したもの一同で神酒を戴き神饌を食する行事です。神事終わった後の宴会(打ち上げ)と解されることも多いようですが、本来は神事を構成する行事の一つです。神様にお供えしたものを、お下がりとしていただくことにより、神様との結びつきを強くし、力を分けてもらい、その加護を頂くために実施します。